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 ミラノを拠点としたギャラリストであり、インディペンデントキュレターであるステファニア・カロッツィニの企画、キュレーションにより開催される本展覧会のコンセプトは、 the “Deepest Self”、我々の深淵への道筋である直感の発見へと導く立会人、神聖なる案内人として自然を捉える機会を提供することである。  このプロジェクトはアイスランドのドキュメンタリー映画、インサエイ: 私たちの内なる海 2016 年 https://filmarks.com/movies/75827 に触発され、現代の「自然」とは何かについて焦点を当てている。我々の母なる大地としての「自然」は ここでは、我々を観察する、力強さ、広大さ、また美しさを兼ね備えた静かなる目撃者であり、そしてそれらが絡み合った集合体として捉えられている。それに関して、我々人間が脆弱であることの認識はそのままに、結局は全てのものは一つであるという事実に気づくのだ。つまり、全てのものは宇宙の同一物質に帰属するのである。 今日、自然は高圧的に、倫理に関し君臨している。そして将来、自然が我々の本質へ回帰するかどうかについては我々がその責任を負っているのである。どのくらい長く地球は、商業主義、利潤の原理を基準に、思考し、行動する利己的な人間を生かし住まわせることを許容するのであろうか?今ここからこの惑星の住民としての運命がかかっているのだ。 アートは我々の良心や感受性を計測し表現しているが故に、現代美術が達成したものを、自然との比較から切り離すことはできない。 自然とは 魂を持った静かなる目撃者であり、我々を見つめ、何の見返りを求めずに与え続けるものである。それは太陽が日々、宇宙の調和に従い、昇り、沈むことに似ている。この奇跡を見つめることで、自然とは神聖であり、アートとは、その自然を見つめる我々の気付きであり、そして意識の創生に寄与することが出来る。互いに結ばれた精神を持っている人間と自然はジョゼフ ボイスが繰り返し主張したように、新しい世界を創るであろう。私たちが望んでいることはまさにこのことで、このことがこのプロジェウトに参加したアーティストの精神が成し遂げつつあることである。 ’サイレント・ウィットネス’展はミラノのマイマイクロ画廊で2018年の10月に始まり、次の開催会場はロンドンのカムデン・イメージ・ギャラリーである。

プレスリリースから

 キュレター:ステファニア カッロッツィオーニ

 

 訳 地場賢太郎

Art Lab Akiba